新型ポメラ、DM200について再レビュー!

 
 どうも。こんにちは、こんばんは、YuMIMIです。
 
 今回はDM200について再レビューを行ってみたいと思います。体調不良の最中でも度々使用する機会はありましたので、大体の機能は把握出来たと思っています。
 その中には誤認もありました。旧型ポメラ(DM100)にはあって、新型ポメラ(DM200)にはない機能もあったようです。気付いていませんでしたが、
 
 
 それではDM200について思ったことや感想などを再レビューしていきたいと思います。
 
 
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文字変換能力がポメラシリーズの中で最も優れている

 まず最初に何と言っても押さないわけにはいかない進化です。日本語入力機能が大きな躍進を遂げました。キングジムの開発担当の方自身が語っていることですが、日本語入力機能の大幅パフォーマンスアップのために、リチウムイオン電池を採用するに至ったくらい日本語入力機能を全面的に進化させ特化機能としたらしいです。
 中には乾電池で長時間駆動することを望む声もあったでしょう。筆者もその一人でしたのでお気持ちは痛切にわかります。
 乾電池駆動であれば、突然電気切れを起こしてしまってもすぐに調達することが可能でした。何しろ物が乾電池ですからね。コンビニでもスーパーでも安価で売っているものだから手軽です。持ち運びもモバイルバッテリーに比べれば軽いので気軽でもあります。かさばることもありません。
 ですが、乾電池駆動であるからこその不満だらけの日本語入力機能だったのです。単三乾電池二本でDM200と同等の日本語入力装置を持たせたら数時間しか電池が持たないそうです。
 そこで、リチウムイオン電池を採用するに至ったということのようです。
 既にモバイルバッテリーを常用している人にとってはそれ程大きなデメリットにはならないと考えたようです。筆者にとってはキングジムのポメラ開発担当の方の目論み通りと言ったところでしょうか、既にモバイルバッテリーは持ち歩いている状態でしたので大きなデメリットにはなりませんでした。
 そして、普段からインジケータを気にしてきちんと充電してから新型ポメラ(DM200)を持ち出せば、泊まり込みで文章を書いたとしてもまず電池切れを起こすことはまずないでしょう。
 
 
 
 
旧型ポメラ(DM100)を使っていて力不足だった日本語入力機能が新型ポメラになって変わった点について触れてみたいと思います。
 
 
・「三点リーダ=…」を入力する際に「てん」と入力しなくても良い
 今まで(DM100まで)は、「。」を入力してスペースキーを押そうが「。」が「.」になるか「.」になるかで兎に角「…」になってくれない。
 もちろん「・」を三回続けて入力して変換してもダメ。「・」を一つ入力して変換してもダメ。「。。。」と三回入力して変換してもダメ。ダメダメづくしでした。
 筆者が最終的に用いた方法は平仮名で「てん」と入力して変換する方法くらいです。
 
「きょう」と入力したら「2016/11/10」「2016年11月10日」「平成28年11月10日(木)」と三つの候補が表示されるようになった
旧型ポメラ(DM100)では頭の「2016」の文字すら表示されませんでした。
旧型ポメラ(DM100)では長文を書こうなんて気力はわいてきませんでしたが、新型ポメラ(DM200)では長文も何のその! です。
 
 
 
 
 
 その他にも新型ポメラ(DM200)になって良いと感じたことを述べていきますが……
 
 
モニタの画面サイズが絶妙
 旧型ポメラ(DM100)では少し手狭に感じていましたが、新型ポメラになって画面が横に拡大された恩恵はしっかりと感じています。目の疲れも心なしか減ったように感じています。
 
・旧型ポメラ(DM100)で使用していたSDカードが新型ポメラに変えてもそのまま引き継げる
 もちろん以前作成したテキストデータはそのまま使用できますし、フォルダ設定も引き継がれますのでフォルダ作成の手間がありません。因みに筆者が使用していたSDカードはFlash Air機能搭載の白いSDカードなので旧型ポメラ(DM100)でも同様でしたが黒い本体に馴染んでいません。
 
・Evernoteの投稿用メールアドレスをアップロード先に指定すればEvernoteと同期出来る
 その際には件名がEvernoteのタイトルになり、本文がそのままEvernoteの本文となります。
 (EverNoteの投稿用メールアドレスはEverNoteの設定画面から確認してくださいね)
 
・旧型ポメラ(DM100)のようにモニタ部分が重くない
 旧型ポメラ(DM100)はモニタ部分が重く、たまに後方にひっくり返ってしまっていましたが新型ポメラになってその様なことはなくなりました。
 剛性もしっかりと開発段階で考慮に入れたようで、キーボードがしなる、沈み込むといった現象も起きません。そのトレードオフが本体重量の増加ではあるのですが、実際に持ってみると気になる程ではありません。
 
 
 
 
 
筆者が残念に思うところ
 
 
・ポメラSyncに時間がかかる
 筆者のWi-Fi環境が悪いわけでも、不良があるわけでもありません。絶妙な時間ではあるのですが、待ってる間ストレスなのです。
 
・テキストデータのアップロードごときに何故か1ファイルあたり30秒くらいかかるところ
 ファイル数が少なければ良いですが、数が多ければ多いほど面倒なことこの上ないです。
 
アップロードの方法がメール送信のみであること
(前述しましたが、メールの件名がポメラのファイルの名称になり、本文にテキストデータ(メモ)の内容が表示されます。ファイルのタイトルも必要な人間にはコピペする回数が1ファイルだけで二回になるので少々面倒です)
筆者の設定ミスかもしれませんが……MacやiPhoneに内蔵のメモ帳に『ポメラ_Sync』というフォルダが作成されるのですが、ポメラ本機には本体メモリにしか『ポメラ_Sync』フォルダを作成出来ません。
 SDカードを保存先にしている筆者にとってはSDカード内にもフォルダを作成出来る様にしてほしいところです。
 テキストデータしか扱わないと言っても、これで論文や長編小説を書こうと思ったら本体メモリの容量に少々頼りなさを感じます。
 
表計算機能がない
 実は新型ポメラ(DM200)は表計算機能が省かれています。
 ポメラ開発担当者さんによるところ、「ポメラはテキスト入力メモであってパソコンではない」ためらしいです。筆者は利用していませんでしたが、ポメラで表計算も行う人は旧型ポメラ(DM100)を購入してください。
 
 
 
おまけ
 
 
 以前のレビューにも掲載しましたが旧型ポメラ(DM100)専用ケースがそのまま新型ポメラ(DM200)にも使用出来ます。ケース本体右側に新型ポメラには不要な出っ張りはありますが(気にしない方は)十分にケースの機能を果たします。
 新型ポメラ(DM200)専用ケースはまだまだ値段が高いですから、コストを気にする方には朗報と思っています。
 筆者は新型ポメラ(DM200)専用ケースも所持していますが、サイズがぴっちりキツキツなんです。持ち運ぶ時だけファスナーを閉めて普段は空けておくと、ケースからスッとポメラを取り出せたのが便利だったのですが、新型ポメラ専用ケースは寸法がぴったりでキツいので片手でスッと取り出せないんです。両手が必要になると思います。
 
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 まとめ
 
 
 総評としては新型ポメラ(DM200)はテキスト入力装置として一つの完成形になったと思います。筆者にとっては……と前置きして言いますが、微妙なストレスはあるものの旧型ポメラ(DM100)で最も惜しいとされる日本語入力機能の強化により、テキストデータを扱う人間にとっては利便性の高い理想的な装置に変化を遂げたと思います。
 表計算もしたい、予算がない、絶対に乾電池駆動が良い、旧型ポメラ(DM100)の頃から日本語入力に不満がなかった、二秒で起動するところが良かった等と思う方は値段も安価で軽量かつボタン操作一つで辞書機能を起動出来る旧型ポメラ(DM100)を選択した方が良い買い物が出来るとは思いますが、「日本語入力のパフォーマンス」については言わずもがな酷評されるスマホやガラケーの変換機能以下)ですのでよく考えて購入に踏み切って欲しいというのが本音です。
 
 
 
 YuMIMIがレビューすると無性に堅い文章になりますね(笑)
 僅かでも、お買い物のお役に立てたら良いなと思います。
 
(今回は新旧ポメラの比較写真を撮ることが出来ませんでしたが、後から新型ポメラと旧型ポメラの比較写真を追加するかもしれません)

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